コーヒー浣腸と密接な関係があるゲルソン治療について考察してみた。
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2019/06/21 14:00
突然だが、あなたは「ゲルソン治療」という言葉を聞いたことがあるだろうか?
ゲルソン治療というのはアメリカの医師であるマックス・ゲルソン博士が1930年代に提唱した食事療法であり、多くはがん治療の代替療法として用いられる。
内容としてはがんにとって摂ってはいけないものを禁止し、逆に摂るべきものを大量に接種して身体の機能を高め、がんを排除するというものだ。
そして、このゲルソン治療はただの栄養療法ではなく、コーヒー浣腸もそのステップに入っているところが面白い。
今回は、コーヒー浣腸と密接な関係があるゲルソン治療について考察した話をしていこう。
■コーヒー浣腸がなぜがんに効果があると言われるのか?
コーヒー浣腸は一見、がんの治療とは一切関係性のない感じがするものだが、いったいどのような効果や効能があるのだろうか?
コーヒー浣腸はマックス・ゲルソン博士が進めている治療法であり、しっかりとした目的がある。
ここで大切なことはコーヒーが持つ薬理についてである。コーヒーはカフェインによる覚醒作用であったり、利尿作用がある。
だが、実はコーヒーに含まれるカフェインには肝臓がおこなっている毒素の分解を助ける働きがあるというのが研究でわかっている。
がん患者は多くの場合肝機能が弱まっており、解毒作用など本来の機能を発揮しない。それをコーヒー浣腸をおこなうことで肝機能を補おうという考えだ。
■ゲルソン治療の具体的なステップについて
ゲルソン治療はがんの治療に対しておこなわれる食事療法というのは先ほど述べたが、ただ闇雲におこなえばいいわけではない。
そこにはしっかりとしたステップがあり、そのステップを元に治療を進めていく。
ここではゲルソン治療の具体的なステップについて見ていこう。
まず、ゲルソン治療の具体的なステップは下記のような流れとなる。
1、塩の摂取を禁止する
2、多くの野菜や果物ジュースの摂取する
3、精白していない穀類を摂取する
4、動物性たんぱく質と油を制限する
5、甲状腺サプリメント(ヨードなど)を摂取する
6、コーヒー浣腸をおこなうまず、ゲルソン治療で塩の摂取を禁止する理由は、体内のミネラルバランスをとるためと言われている。
現代の食事はナトリウム過多になっており、ミネラルバランスが非常に悪く、がんに悪影響を及ぼすためだ。
次に多くの野菜や果物ジュースを摂るのは、不足しがちなカリウムを多く摂ることによりミネラルバランスを保つためと言われる。
精白していない穀物とは、例えば玄米などがそれにあたる。精白している穀物は栄養素がすっかりと抜け落ちており、糖質だけが高まり肝心なミネラルなどがほぼ無い状態だ。
精白している穀物は栄養が無いことから身体にとっても悪影響でしかなく、ゲルソン治療では避けるべきものとされている。
また、動物性たんぱく質と油というのは尿を通じてナトリウムを体外に出す働きを阻害すると言われており、やはり制限すべきと提唱している。
そして、甲状腺サプリメント(ヨードなど)を摂取する理由として、がん患者は多くの場合基礎代謝が非常に低いことがあげられる。
基礎代謝が低いということはゲルソン治療ではヨードの欠乏と考えられており、ヨードの摂取を進めている。
最後にコーヒー浣腸だが、これは先述した通り、がん患者は肝機能の働きが落ちており、それをコーヒーに含まれるカフェインが補うというものである。
コーヒー浣腸は現在では「コーヒーエネマ」という呼び方で肝機能を高める働きがあるとされ、新たに提唱されている。
ゲルソン療法は、がん治療の多数ある代替療法の一種です。
当時はがんへの効果がある、とされていましたが、現在でははっきりとした効果の程はわかりません。
コーヒーエネマの効果に対して、当店は一切の責任を取りませんので自己責任で行ってください。