第6話 恋の話を
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2017/07/14 12:00
【風俗嬢は男性を常に相手にしているので彼氏(旦那)とセックスをするのってどうなの?】
お客さんによーく訊かれますね〜。いらんお世話だよね。そう思うも、お客さんからしたら、風俗嬢の恋愛事情ならび、性に対する思考、私生活、年齢などには興味深々で、質問をされるたび、嘘を並べるので疲弊します(白目)
基本的には話す内容のシナリオがあるのですが、お客さんの用途に分けて話を変えます。
※風俗嬢は嘘つきですからね。(内緒ね)てゆうか書いてるぅ〜。
「えっと、彼はいませんね」という呼応をするのは常連さんね。常連さんは彼がいるとかいうと必ず去っていきますね。あれ?なぜに?
「いますよ。エッチはしませんがね」この台詞はよく使用します。そう、応えるとですねぇ〜、
「ええ!まじで?しないの?もったいないな。俺だったら、毎日、綾ちゃんとする自信あるのにな」
「……」ここはシラっと流しつつ、「ふふふ、ねぇ」と。かわいーく微笑んでみます。
【毎日するのにな】
男性はよくこの台詞をおっしゃいますがね、言わせていただくと、【毎日しないじゃないか】と、言い返したい。
なぜに?言い切れるの?と、お思いのそこの変態さんたち。あたしと付き合う男達は最初は全力を出し切ってあたしをたくさん抱きます。が、しかし! 最初にしすぎてしまい、後半、約半年くらい経つと、あれ? 泊まってもしなくなるのです。これがまたね。
今まさにおつきあいしている彼(バツイチ)とあたしは同い年。もうすぐおつきあいして1年経とうとしていますが、
【ないんです。既にセック●が。ないんです】→松居和代さんみたいに言いました。
「なんで、してくれないの」
「は?それだけじゃないだろ?」
「したい」
「は?インランだな」
「……」もはや言い返せるレベルではなく、3日泊まっても全く抱く気配のない男。あたしは男が大好きで死にそうなのに(のろけ)男は一体どこで性欲を発揮しているのでしょうかね?まさか? まさかの風俗?なんてね。
男はあたしが風俗嬢なことは露知らず。けれどね、好きな男に抱いて欲しいと願う理由はあたしが風俗嬢だからなのです。
風俗嬢だからこそ、好きな男に抱かれたい。お金を介さない恋愛に浸りたい。と、そう思うのです。男性にはそりゃー食傷気味になりますが、好きな男はまた別です。恋をしないとやっていかれないあたしだけれど、人を好きになる気持ち、感情、感性はいつまでも持っていたい。持っていないと、流されてしまうから。
あたしは男がいてこそ、風俗嬢の仕事が出来るのだと思っています。
が、抱いてくれないのはね。辛いなぁ。
あまり「してよ」と詰め寄ると男は逃げていきますね。ふふ。
普段は仲良しで既に老夫婦みたいですね〜。
さて、暑いので熱中症に気をつけて、水分を摂取しましょうね〜。あやからのお願いよ〜。