はじめまして
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2017/06/13 12:00
この度、所長・樹さまからのご紹介で『ドライオーガズムらぼ@西日暮里』さんにてコラムを書かせていただきます、藤村綾と申します。Twitter @aya___214
あたしは某県にてデリヘル嬢をしておりますが、風俗に特化した書き物の仕事をしているのでいちおうの肩書きは『風俗ライター』に位置されます。自分の身体を使い体験を兼ねての執筆はある種、お金のためでもなく、はたまた趣味のためでもなく、そう、ネタ探しのためでございます。
ドライオーガズム……。この単語はマニアしか知り得ない単語ではないのでしょうか。ふふ。扱かずに射精ですよ。この快感を知ることにより、男性の欲望は挿入や自慰だけではなくとも快楽を得られるということになりますね。普通に死んでゆくよりも、たくさんの経験を積んで男を謳歌してほしいので、その場で足踏みをしているそこのあなた。ぜひ未知なる体験をしてほしいと思います。普通のデリヘルに従事していてもたくさんのマニアックさんに出くわしてきました。
もちろん、アナルによる刺激。前立腺マッサージもですし、アナルパール、カテーテル、浣腸など多種多様にこなしています。
アナル好きな人はなぜか乳首が好きだし、睾丸が小さいイメージがあり、アナルにまるで皆無な人は乳首は感じなく、睾丸がデカいイメージです。なので、アナルと乳首はリンクをしているのではないでしょうか。乳首を噛んで〜、と、懇願されたことがあり(よくあります)軽〜く甘噛みをしたら、「いや、、もっと、キツく噛んでくれませんか」と、声を震わせる始末。あたしは、言われたとおり忠実に思い切り噛んでやりました。ほんのりと血が滲んでいます。ああ、どうしよう、あたしはやや戸惑いましたが、お客さんはまるで怯まず、むしろ、もっと、もっと、とさらにエスカレート。そして、下半身に目をやると、バスタオル越しにある男根が膨らみ、バスタオルでテントを張っています。テントにそうっと手を置くと、うううぉ〜、と、今までにない咆哮の声をあげ、(びっくり)そのままバスタオルを剥いだら、な、なんともまあ、その刹那、射精をしてしまって。あらあら。
「ぼく、実は乳首でけでもイケるんですよ」と、とてもすがすがしい口調でしらっと言われました。なにそれは?
「なのでオナニーは乳首に洗濯バサミを挟んでからします」だから、なんなの?
「ぼく、たぶん、変態ですね」「……」
もはやいう台詞のなくなったあたしは血の滲んだ乳首を見据え、
「へんたいね」と、さらっと、言いのけました。お客さんはやおら相好を崩し、
「ああ、もっと、言ってください、ああ、」
と、たちまちあたしの言葉攻めを懇願するのでありました。(白目)
世は変態の勝ちです。真面目ではつまらない。あたしは変態をこよなく愛する愛好者デス。笑
藤村綾